『ニュームーン/トワイライト・サーガ』

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2009年アメリカ
主演:ロバート・パティンソン、クリステン・スチュワート
監督:クリス・ワイツ
131分
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海外では大ヒットとなっているこの作品も、日本では意外と受けていないようです。
公開第一週の映画の日に渋谷の映画館で見てきましたけど、入りはたいしたことありませんでした。
不人気の理由は、やっぱり主演のヴァンパイアくん(ロバート・パティンソン)の容姿でしょう。よく見える瞬間もありますが、基本的にキモイ(人外だからコレで良いのだということだと思いますが)。
ヒロイン(クリステン・スチュワート)もますます色っぽくなってましたが、ちょっと育ち過ぎちゃった感じも。

さて、一作目では一応プロムで主役二人が踊りましたが、今回は……当ブログ的には残念ながらダンスシーンは無し。クラスメートがプロムの話をする場面があったので一応期待はしたのですが。

三作目(Eclipse 2010年予定)ではハイスクールを卒業するでしょうからプロムでのダンスシーンもあるかもしれません。
そんなことを気にしながら見に行っている人はいないでしょうが(笑)。

それにしてもハイスクール系ダークファンタジーという不思議なジャンルのこの映画。私のようなおっさん向けではないことは重々承知ですが、思いのほか楽しんでいます。
でもきっと日本のオタク女子(本来この映画が一番狙いたい層)にはイマイチ受けてない。理由は“腐”の要素が皆無だから。キャラ萌え要素はあるのに、全部きっちりノーマルカップルだからねぇ。

今回、映画館で思わず「うはっ」とかって喜んじゃったシーンは、ヴァンパイアと狼男が一触即発となるシーン。そこでヒロインが叫ぶ。
「私のために争わないで!」
こんなのを見てニヤニヤしている40オトコはおかしいでしょうか?

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『ボディガード』

映画中ペアダンス重要度:★★

41sohvsp7ql_sl500_aa240_ 1992年アメリカ
出演:ケヴィン・コスナー、ホイットニー・ヒューストン
監督:ミック・ジャクソン
130分

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原題もそのまま『The Bodyguard』。
日本で大ヒットとなったのは、ケヴィン・コスナー人気もさることながら、ホイットニー・ヒューストンの歌う主題歌「オールウェイズ・ラヴ・ユー」が特に人気を博したから。

その有名な主題歌「オールウェイズ・ラヴ・ユー(I Will Always Love You)」は、実はカントリー曲のカバーなんだそうだ(1974年ドリー・バートン:巨乳で有名でクローン羊ドリーの名前の元ネタになったらしい。どうでもいいトリビア)。

劇中、その原曲(ゆったりしたテンポ)の方で踊るシーンがある。
場所は主演の二人がデートに行った庶民的なレストランバー(ウェスタン調)みたいなところ。
食事をするスペースとダンスをするスペースは別の部屋(ガラスでしきられた隣)で、ここはダンスやビリヤードを楽しめるプレイルームという感じの部屋。
踊っているダンスはいわゆるチークダンス(スローリズムダンス)。

ケヴィン・コスナーとホイットニー・ヒューストンもゆったりとリズムに体を揺らす。
こうしたシーンではお約束的な会話、女性の方が「ダンス上手なのね」というヤツ。そんなに上手じゃなくても、リズムにのって余裕を見せればそう言ってもらえるらしい。というか、必ず言ってほしい(笑)。
ま、映画的にはそこでの会話のキモは、二人が歌詞の内容を聞いて笑い合うというところなのだが。

海外では食事とダンスが楽しめるお店が普通にあるようで、実にうらやましい。
私はとにかくペアダンスが好きで、たくさん踊れるパーティ形式のイベントもいいのだが、本当はちょっとした時にペアダンスが踊れるといいのになぁと思っている。
例えばレストランとかバーとかで、お酒や食事を楽しんだついでに1〜2曲ダンスも楽しむ、といったシチュエーションだ。
日本ではそうした場所はほぼない。海外ではダンスが日常的にあるのだなと、つくづくうらやましい。

映画でのペアダンスのシーンはそれだけ。
なんかサスペンスは無理矢理盛り上げる感じだし、二人のロマンスも急すぎる上にあっさり終わるしで、駄作とまでは言わないが、大ヒットはなぜ?という感じ。
ホイットニー・ヒューストンは、このあと公私ともに苦労を重ねたようだが、最近になって大復活を遂げたようで、まずはめでたい。また映画でもその素晴らしい歌声を聞かせてほしいものだ。

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『理想の女(ひと)』

映画中ペアダンス重要度:★☆


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2004年スペイン、イギリス、イタリア、ルクセンブルク、アメリカ
出演:スカーレット・ヨハンソン、ヘレン・ハント
監督:マイク・バーカー
93分

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原題は「A Good Woman」。
女優の魅力で売りたいと考えた日本の配給会社が付けた邦題は残念ながら50点。
訓話劇というか、江戸人情小咄というか、ストーリーの面白さで引っ張るこの映画のタイトルは、やはり原題の「A Good Woman」が最良です。

オスカー・ワイルドの『ウィンダミア卿夫人の扇』を原作にした作品。舞台は、原作の19世紀末イギリスから、1930年代のイタリアはアマルフィに移し換えられたそうだが、そもそも原作を知らないし、そういった予備知識も無しに見たが、楽しめる作品でした。

ストーリーについてはAmazonその他映画サイトをご覧になるとあらすじが出ておりますのでここでは割愛。

最初は避暑に集う有閑層のドロドロを美しい映像と俳優で見せるだけの作品なのかな、という感じで見ていましたが、意外なストーリー展開(というほどのものではないかもしれませんが、オー・ヘンリー的どんでん返し?)に、「お、そうくるか?」という感じでだんだん引き込まれていきました。

人気のスカーレット・ヨハンソンについてはさほど魅力的とは思いませんでしたが、ヘレン・ハントは素晴らしく魅力的。名うての悪女だが、実は……という役を見事に演じていました。理想の熟女?(笑)

さて、本題のダンスシーン。
物語のクライマックス的シーンの豪華な誕生日パーティで見ることができます。
バンドが演奏するのはテンポの速いスウィングジャズ。混み合ったパーティ会場で銘々が楽しそうに踊ります。
曲はチャールストンのようにも聞こえ、遠景のカップルはチャールストン的な動き(手を回したり、足を前後にポイントするだけのステップ)もやっているようでした。
速い曲なのでテンポの取り方がそれぞれ違っているのが面白いところ。チャールストンもあれば、その場でリズムに合わせて揺れる程度のダンスもあり。

中でもやたらとピッタリとくっついて、やたらと速いテンポで踊る一組のカップルが二度ほど映ります。
むむ、これは、バルボアでは? 私もブログを長く休んでいる間に多少の知識の上積みがありました(笑)。

バルボア(balboa)とは小さく素早く跳ね続けるようなステップと、胸と胸をくっつけるような深いダンスホールドが特徴のスウィングダンスの一種です。私も最近YouTubeで見て知りました。難易度はかなり高そうですが、もの凄く楽しそうなペアダンスです。
日本ではあまり馴染みのないダンスでしょう。

バルボアは1930年代のカリフォルニアでリンディホップから独立して生まれたダンスだそうです。
チャールストンは1920年代と1930年代にかけて、生まれ故郷の米国だけでなく世界中で大流行したダンス。以前、ピカソがチャールストンを踊る記録映像を見たことがあります(あれダリだったかな?)。
今はチャールストンも単体で踊られることは少なく、スウィングの一種として、また競技用のクイックステップの中に一部要素が残っている程度。

この映画はセットや衣装なども非常に凝っており、1930年代の富裕層の風俗を正確に描くことにも注力していて、そんなことから、映画中ほぼ単なる背景でしかない(主要人物は踊らない)パーティのダンスシーンにも、当時の流行の中心であるチャールストンと、最先端ダンスであるバルボア(最先端だから一組だけ)を登場させたのではないかと思います。

そうした細かいこだわりの部分にも好印象を持った『理想の女(ひと)』。上映時間の適切さ(93分。100分以下の映画はそれだけでちょっと評価が上がる・笑)もあって、見ても損はない映画とオススメできます。

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再開します

長らく、しかも中途半端なところで止まっておりましたが、ゆっくりと再開していこうと思います。

近況報告としましては、最近はアルゼンチンタンゴに夢中です。
実際、ペアダンス界でもブームと言えるような状況になっているようです(静かなブームという程度ですが)。
サルサや社交ダンスを踊っていた人たちが、アルゼンチンタンゴに移行しているような感じを受けます。
難易度は高いダンスですが、そこが良いのかもしれません。
しかも、ブームの中心は「サロンスタイル」という、人に見せるというよりは自分たちが楽しむためだけのダンスの方が受けているようで、こうしたスタイルは社交ダンスの方にも波及してこないかなと思ったりしています(私の踊るアメリカンスタイル社交ダンスはそうした色が強いペアダンスです)。

ま、そんなわけでアルゼンチンタンゴの話もしながら、またペアダンスの映画を紹介していこうと思います。

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