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『フロアプレイ』2008来日公演

映画じゃないけどペアダンス重要度:★★★★★(満点!)

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→2008年公演・公式サイト

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(この記事は2008年9月14日にmixiで書いた日記の再録です)

行ってきたのは金曜日。東京公演の第一回目。
JSDCで予約した席は思った以上に良い席。通路側が人気とは聞いていたが、なるほどダンサーがどんどんと出てきてお客と一緒に踊るのね。誘ってくれたらイイパフォーマンスしますぜ〜と念を送るも残念ながら来なかった(笑)。

さて、フロアプレイ、本当に素晴らしい。私は大感激でした。

・男性、女性ともダンサーの肉体の迫力の前にはひれ伏すしかない。圧倒的!

・特にラテンダンサーは、それはもう露出度が高かったのだが、脱ぐには理由がある。アタリマエだが裸が一番、動きがよくわかるのだ。胸の下から腰までの要するに腹筋の動きがスゴイ。ダンスを始めて意識するようになった胴体のいくつかのボールジョイントがまあ綺麗に動くこと!

・脱いでなくても素晴らしい。というのは衣装がよかった。競技ダンスのアリエナイ感じのドレス(モダンの袖の下のひらひらとかキライ)はまったくなく、またさらに嫌いなラテン競技ダンサーの男の衣装のいやらしさはまるでなく(いや、ほとんど脱いでたんだけど)、特に男性の格好は破れジーンズにタンクトップとかウエスタンシャツとか(いずれにしてもボタンは全開なんだけど)、これならと納得できる衣装だった。

・ダンスは社交ダンスの種目をまんべんなくという構成だったが、やはりラテンに寄っている感じは否めない。ラテンダンサーが9組にモダンダンサーが1組という感じ。もちろん分け隔てなく踊る場面も多いのだけど。

・モダンカップルは大型で(特にリーダーの腕が長くてスゴイ)、それは素晴らしかったのだが、もう少し違うイメージのカップルがもう一組いても良かったと思った。大きくて黒いイメージの彼らに対して、金髪とかで可愛い感じのカップルとか。でもワルツもタンゴも十分よかった。エロいフォックストロット(笑)も。

・とても感心させられたのが、ウィンナワルツ。ウィンナワルツらしく群舞なのだが、これが男女とも裸足で、男性は前述の破れジーンズに白ウエスタンシャツを羽織るだけで踊ったのだが、凄く新しいものを見た気がする。素敵ではあるがいかんせん旧いウィンナワルツを、テンポの速さを活かし現代風に解釈した素晴らしい構成。ブラボー!

・そういう点では、ルンバも速めのテンポで、もちろんタメはあるがスパッと回る感じが気持ちいい。競技会などでは一番見るのがつらいルンバだが、きちんと構成してやれば十分に素晴らしいと思う。ま、ショーと比べんなということだろうが、思うことは多々ある。

・同じく競技ではワンパターンの一言に尽きるパソ・ドブレも、ショーとしてはイメージが明確な分だけいろいろいじっても大丈夫で、フロアプレイのものは見応えがあった。これも肉体芸。ん、スカートとかマントとかだから道具芸?

・サンバってすごく可能性を感じるダンス。フロアプレイを見てその思いを強くした。サンバ風でさえあれば、使える曲の幅は凄く広いし、とにかく現代というか若い世代に受けるための要素であるスピードやビート感がある。社交のサンバももっと面白いものにできる可能性があると思う。

・チャチャチャも良かった。我々がやるようなシャッセでのチャチャはほぼなくて、ロックかもしくはとにかくチャチャチャの部分は素早い移動というだけなのだが、チャチャはチャチャ。ダンスのキャラクターは動かしようがない。こんなに楽しいチャチャチャはもっと単独で流行ってもいい。というか、サルサクラブでもみんな踊ったらいいと思う。

・なんかフロアプレイの感想と言うよりは、それにインスパイアされて、社交ダンスそのものについて考えるという感じになってしまった。でも、見ている間はとにかく圧倒されて、それどころじゃなかった。正直つかれた(笑)。グイグイ引きつけられて休まる部分がない。肩凝るよ(俺だけ?)。色もすごくて、特に後半始まってすぐの色とりどりのラテンダンスミックスはどこを見たらいいかわかんない(笑)。

・前後するが、前半の最後のクイックステップからスウィングの流れもよかった。スウィングもチャールストンとかクイックステップから自然につないで、かついろいろいっぺんに見せてくれて…。ダンスの歴史とかの知識が一応でもあれば、二重三重に楽しめる構成なのだ。これといったストーリーはないが、私にはそれがいい。英語わかんないし(笑)、ということではなくて、ペアダンスへの深い深い愛情が感じられたので。

・ダンサー達も皆、個性的で素晴らしかった。私のお気に入りは、男性ならハリネズミみたいな髪型のルンバをソロで踊った彼。女性は迷うけど緑の髪のパンクな魅力の彼女。視線とかが異常にセクシー(笑)。彼女のリーダーは目立たなかったけど、小柄な坊主でパンクな感じのカップルで異色感があって良かった。ま、赤い髪の人も好みだったんだけど。

・でも私のMIP(Most Impression Player!)はロシアの彼女。小柄でちょい太めで、ほかと比べちゃうと決してスタイルが良いわけじゃないんだけど、とにかくはじけてた。彼女の空いている方の手はスゴイ。常に饒舌な動きでアピールしまくる。顔だってスゴイ。なんかグイグイ来るのだ。心から楽しんで踊る方法を知っていると思う。ブラバー!

・タンゴはもっともっとやれることあっただろうけど、あえて避けた感じか? 本職アルゼンチンタンゴダンサーのショーアップ度はスゴイからね〜

・そうそう、古い映像も楽しく見たが、リーダー1人にフォロワーが2人、重なるようにして踊ったあれ、ふざけてやったのかもしれないけど、リーダー不足の昨今、ちょっと面白いよね。

・どんどん思い出す。歌手も良かった。特に女性の方のうまさはスゴイ。
・ドラム、パーカッションだけが生というのはどうなのかなと思ったけど、結局一番大事なところだけは生ということでいいのだと思う。

・別に比べる必要はないんだけど、先日オーチャードホールで見た「スウィング!」とは、ダンスのレベルが違うように感じた。肉体的に、バラエティー的に。たぶん席の違いだけではあるまい。圧力が違う!と思った。逆に「フロアプレイ」はエロイし(コレ後述)、迫力がありすぎてつかれるしで、多分気軽に楽しく見るには「スウィング!」の方が向いている。音楽も含めて。

・フロアプレイについては奥さんともそれはそれはたくさん話した。私は「フロアプレイは一言で言えばエロマッチョだ!」と言うと、それは違うと。私が使う「エロ」は結構な褒め言葉で、特にダンスのような原始・根源的な行為には最高の褒め言葉のつもりだったのだが、彼女にはマイナスの言葉だったようで、それならセクシーかというと私のなかではちょっと違う。なんかどんどんヤバイ話になりそうだが、社交ダンスは日本では歴史が暗いせいか、やたらとスポーツ=健全をアピールして現在に至っているが、私はもうそんな時代じゃないと思うし、本来ダンスが持っているちょっとエロ的な部分も出していいんじゃないかと思う。ってオヤジが言うと問題アリアリなので難しいところだけど、自分のキャラクターに甘えつつ(って知らない人も読むのに)、秘めたるエロ込みでもっと楽しみましょうよ、ということだ。

(※時々過去のダンス関連日記を再録していきます)


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