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『パリの恋人』

映画中ペアダンス重要度:★★★☆

 

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1956年アメリカ
出演:オードリー・ヘプバーン、フレッド・アステア
監督:スタンリー・ドーネン
103分

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tv予告編[→Go YouTube]

原題は『FannyFace』。
オードリー・ヘプバーンとフレッド・アステア、夢の共演です。
あまりにも有名な『ローマの休日』と、ついつい対比しながら観ました。

どちらもきっと当時の人に、強烈な海外旅行欲を高めたと思います。意識的に観光映画として撮っているのだな、と。ローマが伝統的なヨーロッパの魅 力を伝えるのに対し、パリは文化の最先端という魅力。パリへの憧れ(そしてちょっと文化的すぎてついていけないよ、という感じも含めて)がこれでもかと映 し出されています。

主演のオードリー・ヘプバーンは本当に美しく、また『ローマの休日』では見られない、キュートなダンスや苦手とされる歌も楽しむこともできます(唯一のミュージカル作品?)。
ファッションモデルとして見いだされる役なので、さまざまな衣装を着こなすところもまた見どころです。

相手役のフレッド・アステアはすでに50代。小柄で決してカッコイイとは言い難い風貌ですので、一見してなぜこの二人が恋に?と思いますが、そこはアステア、いざ踊り出してしまえば、すべては吹っ飛ぶ素敵さです。

アステアを見ていると、踊ると言うことは素敵に歩くことなんじゃないかと思います。歩いているだけでダンスを感じさせる名手です。

そして、2人で踊るシーン、一般的には教会のウェディングドレスのシーンが印象的でしょうが、私は特に最初に二人が踊る暗室でのシーンが印象に残りました。

アステアのペアダンスはそのリードのさりげなさが本当に素敵で、そのさりげなさが彼の真骨頂だと思います。ダンスのリードは一般的には、身体が接 していてこそ成り立つものですが、アステアのリードは身体が離れていてもポジションやわずかな動きだけで成り立ってしまうのです。

それでもやはり、見た目ではグレゴリー・ペックの勝ち。別に比較する必要もないのでしょうけど、ローマとパリ、この2作の人気を分けたのは主演男優のルックスだったかもしれません。

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追記

その後、『ローマの休日』についても書きました。(→記事有り


[→映画タイトル目次へ]

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