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『きみに読む物語』

映画中ペアダンス重要度:★★★

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2004年アメリカ
出演:ライアン・ゴズリング、レイチェル・マクアダムス
監督:ニック・カサヴェテス
123分

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tv予告編[→Go YouTube]

原題は『The Notebook』。
現在と過去のシーンを行き来する、認知症をテーマにした恋愛映画。
ダンス映画ではないが、ダンスシーンは重要かつ効果的に登場する。
恋愛や日常に深くダンスが根ざしているこうした世界に思わず羨望を覚える。

主人公たちの若かった頃の時代は第二次世界大戦前後で、出会いの場面は1940年が舞台。
アメリカ南部の避暑地・シーブルックで青年ノアが少女アリーに恋をする。
その最初のセリフが「踊りに行かない?」要するにナンパの常套句であろう。日本じゃ「お茶」かせいぜい「カラオケ」だ。
ここでは誘いに失敗するのだが、強引な手法(笑)でデートに成功。一気にお互いに夢中になる二人。

最初のダンスの場面は、真夜中の町中の交差点。
「音楽は?」と尋ねるアリーに「歌えばいいさ」とこたえてゆっくりと踊る二人。
ペアダンスに必要なのは、ダンスホールでもダンスシューズでもない。ましてや音楽ですらない。相手がいればダンスはできる。音楽は自分の中から出せばいい。
とても素敵な場面だと思う。私も改めてペアダンスの魅力に気づかされた。

次のダンスは紆余曲折あって7年後。身分違いだった二人は別れ、アリーはハンサムで金持ちでダンスのうまい男と婚約する。そのプロポーズの場面が、スウィングジャズの生バンドで踊るスウィング(ジルバ)だ。
ホテルかレストランか、テーブル席とバンドの前にスペースがあってそこで踊れるようになっている。
アリーの両親も楽しげに踊るその場面も、なかなか楽しめるダンスシーンだ。

最後は現代に戻って、年老いた二人が思い出の曲でダンスを踊る。最初の真夜中の交差点でのダンスだろうか? 種類としてはスタンダードポップス(曲は今度調べておきます)でゆっくり踊るフォックストロット(ブルース)。といってもこうしたダンスシーンでは大体いつもチークダンスで体をゆらすだけになるのだが、それもいい。
ネタバレになるので詳しくは書かないが、映画中最も盛り上がる(泣ける)場面だ。

回数も時間もダンスシーンは決して多くはないが、とても印象的だったのは私的に高評価。ただ、映画としては、どのキャラクターもさほど好きになれずで、もちろん悪くは無いのだけれど、例えばAmazonのカスタマーレビューほどにはノレない私もいる。
ダンスシーンのために映画を見始めてからは、ずいぶんとこうしたラブロマンスにも慣れてきたのだけれどね(笑)。


[→映画タイトル目次へ]

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