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『風と共に去りぬ』

映画中ペアダンス重要度:★☆

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1939年アメリカ
出演:ビビアン・リー、クラーク・ゲーブル
監督:ビクター・フレミング
232分

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映画史に燦然と輝くこの作品、主演の二人が舞踏会で踊るシーンには一つ伝説がある。
なんでもクラーク・ゲーブルはダンスが苦手だったため、二人まとめて台車のようなものに乗せられて、グルグルと回されながら撮影をしたそうである。
ゲーブルはこのことに屈辱を感じ、それが撮影途中の監督交代につながったとかなんとか……。
友人からこの話を聞いて、そりゃぜひとも確かめなきゃとと激安版DVD(500円:日本語吹き替えなし・字幕はあり)を購入して鑑賞してみた。

それにしても232分! 超大作と名高いのはこの時間も込みのことであろう。だが、波瀾万丈の気持ちすれ違いロマンスは飽きることなく最後まで鑑賞できた。

さて、ダンスシーンは開始から40分くらいのところ。
南軍支援のためのパーティで二人がまず踊るのは、ポルカだろうか。
男女がそれぞれラインを作り、両端対角線に位置する男女が進み出てダンスがスタート。それからさまざまにパートナーを変えながら踊る。ツーステップで跳ねるように、またスウェイを大きく付けながら踊る。ステップとしてはそれだけだが、ラインやパートナー交代にきちんとしたルールがありそうなダンスだ。
同じダンスを『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』でも見たことがある(→記事有り)。こちらは1855年で、『風と共に去りぬ』は、この時1863年くらいだ。当時のアメリカではよく踊られていたダンスなのだろう。

それからワルツ(ウィンナワルツ)を踊る。この部分が問題の台車シーンだろう。
期待して見ていると「あれ、ちゃんと踊ってる……」。
きちんとゲーブルの足まで映ってステップも見える。私が見る限りではそんなに“下手!”という感じはない。競技ダンスじゃないので、そんな大きなモーションで踊るわけではないし、ワルツらしくちゃんと回っている。ごく短いシーンとしては、まったく気にならないレベルのダンスだった。
だが、この全身が映ったダンスシーンの後は、上半身のアップになる。会話をしながら踊る二人のシーンだが、多分ここが問題の場面だ。

私が考えるに、このシーンはカメラをダンスの動きに追随させるために、二人と共にカメラを台車に乗せて撮影したのではないだろうか?
ダンスする二人を横から撮影しているのだが、背景だけがダンスを踊っているように大きく流れていくのだ。
二人は上半身だけ、ダンスをしているように演技すればいい。

カメラと役者を台に乗せて回すなんて、ちょっと乱暴だが優れたアイデアの撮影テクニックなのではと素人ながらも思う。

クラーク・ゲーブル=ダンス下手説の出所(一説にはメーキング映像とも)はわからないが、私の仮説「単に撮影テクニックの1つ」が正しいとすれば、ガセネタであるのかもしれない。

232分の映画中、ダンスシーンはこのわずか数分だけだが、思わぬ発見だったのでは?と一人で悦にいっているところである(笑)。


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投稿: | 2009/02/26 03:50

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