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『サタデー・ナイト・フィーバー』

映画中ペアダンス重要度:★★★★

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1977年アメリカ
出演:ジョン・トラボルタ、カレン・リン・ゴーニイ
監督:ジョン・バダム
119分

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tvOP [→Go YouTube]

歴史に残るダンス映画『Saturday Night Fever』。
といっても私は世代的にも異なり、映画もTVでなんとなく見たことがある程度。
改めてDVDで見返してみると、いろいろと面白かった。

というのも私が通うダンス教室では、「ハッスル」という種目があるのだ。
このハッスル、普通の社交ダンスでは踊られない種類のダンスだが、アメリカンスタイル社交ダンスのJSDCでは普通に踊られれている。
ハッスル(Hustle)は、ディスコダンスの1つで、集団で踊る(ラインダンス)もあるようだが、私たちが習っているのはペアダンスとしてのハッスル。

ハッスルは、英語で「ごり押しする」「乱暴に押しのけて進む」などの意味だそうだが、日本では本来の意味と違い「とにかく頑張る」といったニュアンスで使われることが多い。
ちょっとレトロで面白い言葉であり、ハッスルを踊ると言うとしばらく恥ずかしい感じもしたがもう慣れた。

『サタデー・ナイト・フィーバー』は、その名の通り、毎週土曜日の夜にダンスキングと化す主人公・トニーの物語。
トニー役のジョン・トラボルタのダンスシーンがとにかく有名で、当時はきっと完コピした野郎がどのディスコにもいたんだろうと思う。 若きトラボルタはそれほど魅力的。

特に有名なシーンは、ダンスフロアをめいっぱい使ってのソロダンス。DVDのジャケットにもなっているあのポーズはその名も「トラボルタ」。右手を挙げて腰を逆方向に突き出すトラボルタポーズはやってみると意外と難しい。
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[→Go YouTube]

ソロダンス部分が有名ではあるが、ペアダンスの部分もたくさんある。
ダンス映画の常として、最後はダンス大会に出るわけだが、これがペアダンス。練習から本番までいろいろと見せてくれる。

私が習っているハッスルは、まだほんの最初のレベルで、いくつかのステップを組み合わせているだけだが、『サタデー・ナイト・フィーバー』を見ると、このダンスは基本的になんでもありの自由。大事なのはノリだけだ。

70年代に『サタデー・ナイト・フィーバー』が広めたディスコダンスは、現在隆盛を極めているヒップホップなどのストリートダンスにも強い影響を与えていると思う。
例えば面白いアクロバティックなポーズを決めるブレークダンスなどの萌芽を見ることができるし、ビートに合わせて手足を踏みならすストンプなども強く出てきたのは、この辺の時代なのからでは。それでいて、ハッスルのような伝統的なペアダンスの味も十分に持っている。

私のようなダンス門外漢だった人間からすると、伝統的な社交ダンスとヒップホップの間には何の共通項もない、まったく関係ないものと思ってきたが、ダンスとはその時代時代の音楽と一体になったもの、という認識ができた時に、一気にいろいろなダンスがつながってきた。
そのことについてはまた別の機会に書くが、ジャズからロックンロールへ、さらにディスコを経てヒップホップ的な現状へと連なる、音楽とダンスの歴史。私の中では、このディスコムーブメントが過去と現在をつなぐミッシングリンクになった。……って単に今まで知識がなさ過ぎただけなんですけどね(笑)。

さて、『サタデー・ナイト・フィーバー』。ただの明るいダンス映画ではなかったのは意外。昔見た印象も結局ダンスシーンのみが残っていたが、実はその反面、現実に苦悩する青春群像という暗い面もあり、それが一層、土曜の夜の明るさを浮き出させているのだ。

ハッスルというダンスを知りたければ、この映画を見るべし。そんでもって真似すべし。
あ、でも実際にディスコでハッスルを踊るのはスペースの関係上難しいそうです(笑)。


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