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『微笑みをもう一度』

映画中ペアダンス重要度:★★☆

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1998年アメリカ
出演:サンドラ・ブロック、ハリー・コニック・ジュニア
監督:フォレスト・ウィティカー
115分

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tv予告編[→Go YouTube]
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そういえば、サンドラ・ブロックにはあまり魅力を感じたことないのだった。
脚本に惚れ込んで初の製作総指揮に取り組んだという本作。
女性による女性のためのハートフル・ラブストーリーという感想。

TVの公開番組で親友に夫との不倫を告白される……という出だしは、アララと思いながらも引き込まれますが、そこからはもひとつ中途半端な印象もぬぐえない感じ。
田舎に戻って好奇に目にさらされる、というのももっと派手にいじめれば盛り上がるのに、と思ったり。

故郷の同級生ジャスティンが言い寄ってくるのも、あまり好ましい印象は抱けず。かといって、裏切り夫とよりを戻す展開も考えられず。
一人娘との関係を立て直して頑張っていこう、というのはよしとしましょう。

ダンスシーンは町のダンスホールで踊るフォックストロット+スウィングみたいなよく映画で観るダンス。
映画だとこうしたダンスシーンではLODで流れることがあまりないが、このダンスホールではちゃんと反時計回りに列が流れていた。
そんな中で主人公たちはスウィング(ジルバ)で楽しそうに、ターン、ターン、ターン。パーティダンスはかくあるべきと思う。
スライディングドアにウェストターンとダブルターンを足したようなステップは今度真似してみようかなと。
ロックンロールで踊った次には、お約束のチームタイム。二人もぎゅっとしてイイ感じ。

同じ曲でもカップルによって違うダンスをするのは、その時の気分次第でとても良いことだと思う。また、ダンスの種類に捕らわれずに、曲に合わせて(リズムじゃなくてメロディに)踊るのはもっと良いことだと思う。
とにかく私もパーティダンスでは相手と自分が楽しいダンスを心がけたい。

もう一ヶ所、ダンスの場面は、アルツハイマーの父を病院に見舞うシーンで。
もう娘のこともわからなくなっているかもしれない父が、両手を広げて娘を向かえ入れるシーン。ハグするのかと思いきや、ダンスホールドで揺れるように踊る父娘。
不思議な印象も残るけど、穏やかな良いシーン。

ダンスホールで「ダンスはカンバセーション(会話)だよ。だから僕と踊ろう」というシーンもあり、ペアダンスは言葉の要らないコミュニケーションというのが、この作品の裏テーマでもある。

ところで、原題の『HOPE FLOATS』は、絶望していた主人公が気持ちを立て直して、沈んでいた希望を浮き上がらせるという意味なんだろうけど、もう一つ、ラストシーンで新しい家族が町のお祭りで見つめるフロート(山車)にもかかっているのかも、と気がついたつもりになっているのですが、どうでしょう。

 

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コメント

ラストの山車とタイトルとは全く関連性に気づいていなかったみーちゃんです。まあ深く考えないことに・・・。
ユウキさんは「女性による女性のためのハートフル・ラブストーリー」と感じました?みーちゃんは単なるラブストーリーではなく、母娘の絆とか家族について、そして人の生き方なども考えさせられました。
ジーナ・ローランズ演じる母親が娘と孫娘の幸せを願う気持ちが痛いほど伝わってきました。

製作陣が女性ばかりなので調べてみたら、監督はあのフォレスト・ウィテカーなんですね。びっくりしました。

なににせよ、楽しいダンスシーンは大好きだし、ハリー・コニックJr.演じるジャスティンの優しさは女性としては嬉しいの一言につきます(笑)

投稿: みーちゃん | 2009/03/31 08:16

なるほどー。
私は母親がジャスティンを家に呼んだりする気遣いが余計なものに感じられて、町の好奇の目と共にほっといてやれよ、とか思っていました。
ジャスティンも弱っている人妻につけ込む男という第一印象を崩せず……。
その辺が、男女の映画の感じ方の違いなのかなぁと。

また、コメントよろしくお願いします。

投稿: ユウキ | 2009/03/31 13:45

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