カテゴリー「テレビ番組」の記事

予告『Shall we ダンス?』

5月2日(土)BS朝日で『Shall we ダンス?』が放送されますね。
元祖というか、日本版の方です。
BSですけど、影響力のある映画ですから、社交ダンス教室も少し生徒さんが増えたりするんじゃないでしょうかね。

日本社交ダンス団体は、時にはまとまってテレビで影響力のあるダンス映画を放映するくらいの努力をしたらいいんじゃないかと思います。
社交ダンスを始めたくなるきっかけに映画って凄く強い力を持っていると思うので。

映画の感想もずいぶん書きましたが、『Shall we ダンス?』のようなダンス映画は、見直すたびにきっと違う感想を持つでしょうから、また書いてみたいと思います。

ところで、今回『Shall we ダンス?』が放送されるのって、草刈民代さんがバレエ現役引退をしたのとなにか関係あるんでしょうかね? 今後は女優業でやっていくらしいです。それはそれで楽しみです。

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『奏光のストレイン』(アニメ)

ペアダンス重要度:★★(1話のみ)

31tshzar1al_sl500_aa192_ 2006年日本
出演:川澄綾子、近藤隆
監督:渡邊哲哉
全13話(DVD全7巻)

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1話目から人がどかどか死ぬという、イヤな感じの“SF美少女メカアクション”アニメ。
DVDの巻数表記が「waltz.I」となっていたり、最終話のサブタイトルが「ラスト・ワルツ」だったりと、ちょっとダンスをモチーフに使っているっぽい。
私はTV(BS11で放映中)で1話を見ただけだけど、もういいやと思ったので、作品への評価はまったくできない。

その第1話でのペアダンスの場面は二ヶ所。

主人公の少女時代(11歳)に大好きなお兄様(後に裏切られて仇敵となる)と踊るワルツの場面。
「上達したな」とやさしく語る兄に、主人公の少女が「基本のボックスステップくらいはね」みたいなことを言う。確かにワルツのレフトボックスに足が動く描写が。テンポは速めだが、棒みたいな足と体が動くだけなので、ちっとも優雅じゃないのが残念。

もう1つは、成長した主人公(16歳)が、彼女に思いを寄せる同級生(直後に戦死!)と踊るたぶんワルツ。やっぱりボックスステップみたいな動き。こちらも棒立ちなのも同じ。

まあそれだけの場面だが、一応制作スタッフがワルツの基本ステップだけでも調べて作っているので偉い!と言っておこう。できれば、スウェイ(傾き)やライズ&フォール(上下動)などの動作も描写できれば、ずいぶんと踊っている感じになっただろうから、そこは残念だが、とにかく一応でもワルツを描写できたのはよかった。

日本の特にオタク向け文化の中で描かれるダンスシーンは、知らない者が知らない者に向けて作っているため、曖昧な描写が多い。
まあ、誰も正確な描写など期待していないのだろうから、それでもいいのだと言えばそれまでだが、やる気のあるアニメーション作家なら、例えばアクションシーンのために殺陣を研究するように、ダンスシーンのためにダンスを習えとは言わないが映像を見るくらいはしてもいい。
自分たちの作っているものが電気紙芝居でないと思うならなおさらだ。
そういう点で、『奏光のストレイン』第1話の作画スタッフは最低限の仕事をしたと思う。まあ本当に最低限だけど。

作品のことにまるで触れませんが、当ブログの使命は作品中のペアダンスシーンを紹介することのみ。
作品のファンの方には申し訳ないが、そういうわけでご了解を。


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『大使館の食卓』〈ウィーン舞踏会2009〉

予告していましたBSフジの『大使館の食卓』〈ウィーン舞踏会2009〉を観ました。

オーストリア大使館に主催のこの舞踏会は、2009年1月24日に目黒のウェスティンホテルで開催されたもので、修交140年記念の大イベントだそうです。

本来が料理・グルメ番組ということで、パーティでのメニューの紹介にも多くの時間を割いていましたが、ダンスシーンも見ることができました。

ウィーンの舞踏会を日本で正しく再現して見せたい、という大使たっての希望で、デビュタントという社交界デビューのお披露目ダンスを行うことになり、男女各20名ほどの若者が集められました。
男性は多分皆社交ダンサー(学連とかプロとか)でしょう。女性は社交ダンス経験のない人も集められ、多分条件は良家のお嬢様でしょう(笑)。
講師にはオーストリア本国からプロダンサーが招かれ、数日に渡り練習を行ったようです。

披露されたダンスはウィンナワルツではなく(カットされただけかもしれませんが)、古式ゆかしいバロックダンス風のもの(番組ではカドリールと)。振り付けのグループダンスで、難しい動きはなさそうなので、お嬢様たちも無事こなせたようです。

ダンスタイムではウィンナワルツが踊られていましたが、フロアは結構な混み具合で、ダンスの技量もまちまちなためか、映画のように美しいダンスシーンとはいきませんでした。
特に、ちらっと映っただけですが、社交ダンス経験者らしき年配カップルが、勢い込んで踊ろうとしている様は、技術的には正しくても明らかに場の雰囲気からは浮いていました。ダンスって難しいですね(笑)。

ポルカなど、ワルツ以外の曲も踊られていて、最後にはラデツキー行進曲でフロアの全員が一列に肩を組んで(トレイン状)練り歩くというのが楽しそうでした。

オーストリア大使がこんなことを言っていました。
「舞踏会とは、ダンスと食事を楽しむ社交の場で、同時に難しい話をする場所でもある」
難しい話って外交ってことでしょうか? オーストリア人の中にはワルツと外交はいまだ強く結ばれた関係であるようです。

→舞踏会の写真など1/26の記事


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予告2本『ネイキッド・タンゴ』『ドキュメント恋 第3回 ブエノスアイレス』

予告『ネイキッド・タンゴ』
→番組サイト
日テレ 3月9日(月)深夜2:14〜4:00

以前テレビで見ましたが、再放映ということでチェックしてまた書きます。
アルゼンチンタンゴのシーンはなかなか良かったんじゃなかったかと思います。

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予告『ドキュメント恋 第3回 ブエノスアイレス』(再)
→番組サイト
NHK BShi 3月10日(火)23:00〜23:45

こちらも前に見たことがあります。
“舞台はアルゼンチン・ブエノスアイレス。20歳のサルサダンサーの男と30歳のカメラマンの女の嫉妬と愛の一週間。”……生々しいです。
ダンスシーンはごくわずか。アルゼンチンでもタンゴじゃなくてサルサというのが面白いかな。


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予告『大使館の食卓』〈ウィーン舞踏会2009〉

NHKドラマ『白州次郎』(→記事有り)を見ていたら、在日米国大使館での舞踏会のシーンがあり、現代でも大使館というのは舞踏会を開くものだろうか?という興味が出ました。

そうしたら、日本でもつい先頃(2009年1月24日)に、オーストリア大使館の主催で「ウィーン舞踏会2009」というイベントが開かれていたことを知りました。
同時にその時の模様が、テレビで放送されることもわかりましたので、自分用メモも兼ねて書いておきます。

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大使館の食卓
BSフジ 3月6日(金) 20:00〜20:55
第57話 特別編 ウィーン舞踏会2009 オーストリア大使館
【再放送】
3月7日(土) 17:00〜17:55/3月13日(金) 20:00〜20:55/3月14日(土) 17:00〜17:55

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・舞踏会の記事(→毎日.jp
番組を見ましたら、また感想を書きます。

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追記
あ、「大使館主催の舞踏会」はちょっと調べた結果、いくつか開かれているみたいですね。
カナダ大使館の「メープルリーフボール」とか。


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『白州次郎』(第一回)

NHKドラマスペシャル『白州次郎』(全三回)の初回放送。
放送前から一部話題になっており、曰く「白州次郎の生涯を初ドラマ化」「あくまで白州次郎というエッセンスを取り出したフィクション」などなど、そんなことからも興味惹かれてのこと。

いや、面白かった。なるほど、こりゃかっこいい。
主演の伊勢谷友介がやたらとかっこいいのだ。
回りの役者もいいし、ロケも素晴らしい。NHKのドラマにありがちなセット臭さもなく、全体に隙のない作りが好印象。残り2回も楽しみだ。

さて、ダンスシーン。
1935年の在日米国大使館主催舞踏会で、次郎の妻・正子が米国大使と踊るウィンナワルツのシーン。
正子を演じるのは中谷美紀で、なかなかきれいに踊っていた。右手はスカートをつまむパターンと通常のダンスホールドの2種類。ドレスは鹿鳴館のような大きなスカートではなく、もっとシンプルなもの(イブニングドレスっていうのかな)。
主要キャストで踊るのは中谷美紀だけだが、回りで踊っている外国人や日本人も大体皆上手に踊っていて良いシーンだった。

あくまでフィクションとのことなので、1935年に本当にこうした舞踏会が開かれたのかどうか、真実はわからないが、この辺の時代でもやっぱり外交の場でワルツは踊られているのだなぁと。

エンドクレジットを見ると「ダンス指導:二ツ森みどり」とある。有名な社交ダンスの先生。
ちゃんとこういうスタッフを用意して撮影すれば、日本のドラマのダンスシーンもいけるじゃん、ということだね。

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追記
と思ったけど、ドラマ『学校じゃ教えてくれない!』のダンス指導が「二ツ森司ダンススクール」だったのを思い出した。あのドラマのダンスシーン、ダメダメだったなぁ……。
やはり制作スタッフのやる気とこだわりにかかってるんだろうね、ダンスシーンのクォリティは。


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シリーズ新的中国人『踊れば楽し』(ドキュメンタリー)

→NHK番組サイト

中国の公園で集まってすることと言えば太極拳かと思っていたら、今は社交ダンスも盛んらしい。
そんな様子が約2時間たっぷり見られるNHKのドキュメンタリー。

ドキュメンタリーのテーマは、もちろんダンスそのものではなく、公園ダンスに集う人々を通じて現代中国を切り取るというもの。それはそれで、まあ面白かったが、私の目的はあくまで中国の社交ダンス愛好家の姿とそのダンスを見ること。

まず、どんな人がダンスをしているのか?
日中の公園(北京の天壇公園、日本なら日比谷公園のような位置付けだろうか)に集うような人なので、基本的に男性はリタイアした高齢者。ちょっと若いのは失業中とかそんなの。女性の年齢層はもう少し幅広いが、それでも中年以上。日本の社交ダンス層と同じと思ってよさそうだ。ダンス歴は年季の入った人では50年以上も。女性はこの公園で習い始めた人なんかもいて、まあいろいろ。

踊られているダンスの種類は?
実は最初はよくわからなかった。なんでかっていうと、曲が全部中華風だから(笑)。一言で言えばぬるい感じの曲が延々流れる。
見ることができたダンスは、フォックストロット(ブルース)とスウィング(ジルバ)、ワルツ、タンゴ。ボーカル曲もあったが中国語ばかり。
フォックストロットとスウィングあたりは、どちらもぬるい中華風ポップスなのだが、リズムが多少でも跳ねるようなのはスウィングとなる。曲が微妙すぎるけど、きちんと踊り分けていたのが印象的。

自分たちはここで一番うまいと思っているペアがいて、彼らが発表会の練習のためにパソドブレを踊りたいが、なかなかかけてもらえないというシーンも。時折かけてもらえるのだが、その時は大半が休んでそのペアのパソドブレを見守るということに。
なお、パソドブレは字幕では「スペイン舞踊」とか「闘牛のダンス」となっていた。

不思議だったのが、ルンバやチャチャチャといったラテンが一切なかったこと。たまたま映っていなかったのか、中国人はラテンが好みじゃないのかはわからない。ただ、かかっている曲の感じからするとビートの効いたラテンナンバーは好きじゃなさそう。
単に年齢層の問題なのかもしれないし、かかる曲はほとんど国産の曲のようで、中国にはラテンアレンジの曲があまりないのかもしれない。

これなんのダンスだろうなぁ??と思う謎のダンスがあった。しばらく見ていてこれはハッスルなんじゃ、と気がついた。大発見?(笑) いやー驚いた。
ハッスルといえば、『サタデー・ナイト・フィーバー』の世界。北京のお昼の公園とは世界観が真逆である。
だが、四拍子のダンスで比較的簡単なフォックストロット(ブルース)ともスウィング(ジルバ)とも、ましてやタンゴなどとも違うそのダンスは、私の習っているハッスルのステップだったのだ。
といってもハッスルというダンスのキャラクターである、粋とキレはなく、また女性のターンの連続という特徴も消えている。ハッスルらしさの残滓は明るさと楽しさくらいだろうか? ディスコミュージックでもないし。
確かにハッスルは楽しいし、技のバリエーションが簡単に出せるし、ステップを小さくすれば運動量も抑えられる。楽しくて踊りやすいダンスとして中国の公園では楽しまれているのだろう。

天壇公園は巨大な公園で、公園各地でこうした青空ダンスサークル(?)が開かれているようだ。取材されていたサークルは中では珍しく有料だそうだが、半年で30元(450円くらい)。
別にレッスンがあるわけでもなく、ただ集まって踊る。ただ、よほどの悪天候以外は確実に開かれているようだ。
また、見る限りパートナーチェンジはほとんど行われない。競技ダンスでもないのに、基本的にカップルで踊るものみたいだ。許可なく他の女性と踊ったりすると、追い払われたり、パートナーから嫉妬されたり大変みたいだ。
それと夫婦で踊るということも少なそう。「ダンスは妻(夫)と踊らないから楽しいんだよ」みたいなことを言っている人もいた。でも、ダンスだけの関係と割り切っていたカップルもなんだかやっぱり盛り上がっちゃったりして、年をとってお互いの相手が死んだら一緒に暮らそうみたいなことになったりとか。
社交ダンスの裏面にはセクシャルな部分が厳然としてあるのは間違いない。でも中国人はハッキリしていすぎる人たちなので、その辺の微妙さは日本に比べるとかなり表に出ているように感じた。いや、もちろん、公園で踊っているのを見るだけなら十分健全なんですけどね。


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『メイちゃんの執事』(TVドラマ)

超お嬢様学校には生徒1人に執事が1人付いている……というトンデモ設定のドラマ『メイちゃんの執事』(→公式サイト)。
執事はみんなイケメン揃いで、オタクな話になるが『仮面ライダー電王』の佐藤健くんと、『仮面ライダーカブト』の水島ヒロくん、ダブルライダー夢の共演というわけで、ちょっと見てみることに。

ここでいう“執事”とは、便利な「召使い」兼「家庭教師」兼「恋人っていうか王子様」みたいな、ようするに乙女の夢の結晶という存在。
「お帰りなさいませ、ご主人様heart」という“メイド”がアキバを中心にブームとなって久しいが、“執事”も腐女子を中心にブームとなっているのだ。

で、お嬢様学校なので舞踏会なんかもあったりするのだが、2/17放送分はその練習シーンがあった。
さすがのイケメン執事たちも社交ダンスは苦手という設定なのか、練習会場はカオスなことになるのだが、そこは完璧執事という設定の水島ヒロくんは素敵にワルツを踊ってみせるのだった……って全然素敵じゃないですよ!

下半身が安定しないから、上半身もふらふらで、ダンスホールドに芯がない。そうなるとどんなに格好付けてみてもダメ。いくら顔が良くてもダメ(笑)。
ちゃんとダンスの練習をしたのかどうかもわからないが、付け焼き刃では素敵なダンスシーンは無理ということか。

まあこれは、役者の責任だけではなくスタッフの側にも、これでOKなのかどうか判断できる目を持った人材がいない、というのが一番の問題だろう。
所詮はドラマのワンシーンと軽く扱われるのは残念だ。

この前の記事で、『風と共に去りぬ』のダンスシーンでは、主演の二人を台車に乗せてクルクル回して撮影したという話題を紹介したが、いっそその方がなんぼマシだったか。
下半身を動かさずに固めていれば上半身が決まる。バストアップの映像でなら、彼らにも素敵なダンスシーンが撮れたんじゃないかな。

2008年秋に大ヒットした『イケメンパラダイス』も似たようなドラマで、ここでもダンスパーティのシーンがあったが、やはり悲惨だったと記憶している。

さらに、2008年夏に放映された『学校じゃ教えてくれない!』は、社交ダンス部が舞台のドラマなので期待して見たのだが、思ったようなドラマじゃなかった。毎回ほとんどダンスシーンはないし、たまに踊ってもグダグダ。ペアは全部付き合っちゃうし、ダンスシーンへの評価が甘すぎるし。最後の最後に文化祭で踊ったデモは、ウィンナワルツだけはまあまあだったけど……。基本的に社交ダンス部でなくても成り立つストーリー。ドラマのテーマは「愛」らしいけど、作り手側に社交ダンスへの愛はなかったのでは。

というわけで、もうちょっと頑張れないものかなぁ、TVドラマの社交ダンスシーン……。

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追記
仮面ライダー俳優のダンスといえば『仮面ライダー555』の劇場版で半田健人くんが仮面舞踏会?みたいなので踊る場面があるが、これが今まで映像で見たペアダンスシーンとしてはワースト1位(ゴメンネ)。
でもこれにOKを出すスタッフが一番悪いと思う。「それじゃ適当に踊ってみて」みたいな指示を出されても、ダンス経験のない役者じゃどうにもならないでしょうよ、と。ダンスインストラクターの一人も雇えなかったのかと。
まあライダー映画に誰もダンスシーンの見事さは期待してないんでしょうけどね……。


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アイスダンスこそペアダンス

私はフィギュアスケートが好きだ。
最近はアイスダンスがお気に入りである。

ほとんどの大会ではアイスダンスがきっちり放送されることはないが、NHK杯はNHK BSで、ヨーロッパ選手権はCSのJ SPORTSで、ほぼすべての競技を放送してくれたため普段はなかなか見ることができない「コンパルソリー」や「オリジナルダンス」も見ることができた。

このコンパルソリーとオリジナルダンスは、完全に氷上の社交ダンスである。
なお、一般的にテレビで目にするアイスダンスはフリーといって自由度の高い演技構成になっており、芸術性は高いが、もうひとつ社交ダンス的ではない。

コンパルソリーは完全に規定演技。
どの組も指定された同じ曲で同じ内容のステップを行うので比較しやすいという利点がある。
今季の指定曲はクイックステップ。速くて明るい雰囲気は、社交ダンスと同様だ。

オリジナルダンスは、シーズン毎指定された同じリズムから曲は自由に用意して踊る。要するにタンゴとかワルツとかルンバとかを踊るのである。
今季の指定は「1920・30・40年代のリズム」。
使われるのは「フォックストロット」「クイックステップ」「チャールストン」「スウィング」「ウェストコーストスウィング」「ブルース」などなど。要するに古き良きアメリカ黄金時代、スウィングジャズ全盛期などの音楽を思い浮かべればOK。
2〜3種類の曲を組み合わせて使うことが多く、ある組はミュージカル「シカゴ」の曲を使っていた。
シングルでは、エキシビションでしか使えないボーカル曲を競技に使うことができるのもアイスダンスの特徴だ。

このように決まったダンスの種類を各組が創意工夫し、技術と個性を競い合うのだ。
アイスダンスにはペアダンスの魅力が詰まっている。きちんとしたホールドがなければならないし、ペアの心と技術が一致した時には高いシンクロ性を発揮し、1組の男女が1つの存在になる。リズムや曲の指定は自由度がなくなるようだが、逆に音楽との一体感という点では、シングルやペア競技のルーズさとは別次元のダンス本来の魅力がある。

フィギュアスケートは、競技スポーツと芸術性が高次元で融合した希有な存在だと思う。
きちんと整備された採点基準は競技スポーツとして納得がいくし、1組ごとに演技するのは採点者にとっても観客にとっても最適だ。
そして単に競い合うだけのスポーツではなく、素晴らしい演技は大きな感動を呼ぶ力を備えている。

さまざまな採点競技スポーツを見渡しても、フィギュアスケートのように大成功しているものはなかなかない。
私は競技ダンスも、このフィギュアスケートのようになってほしいと願っている。元をたどれば同じ社交ダンスである。同じように競技を進化発展させていくことは可能なはずだ。オリンピック正式種目入りを目指すならなおさらだと思う。


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マンボについて

毎日テレビばっかり見てますが(笑)、たまたま見ていたNHK BSの『日めくりタイムトラベル』という番組で「マンボ」が取り上げられていました。

→番組公式サイト 昭和30年(平成21年2月21日放送分)

〈引用開始〉
定点観測「マンボ」(リポート:湯浅卓)
4月26日、人気女優シルヴァーナ・マンガーノが主演した映画「マンボ」が公開され、画面にあふれる音楽とダンスが観客を魅了した。そして、ジャズとルンバをミックスしたキューバのダンスミュージック、マンボが大ブームを巻き起こす。マンボは日本の音楽界やダンス界に革命を起こしただけでなく、ファッションを変え、恋愛観を変え、若者たちの魂を解き放ってゆくことになる。

〈引用終わり〉

私はダンス教室で習った中でも「サルサ」が好きで、よく踊っているのですが、「マンボはサルサの昔の言い方」くらいに思っていました。
でもどうやらちょっと違うみたいですね。

日本の社交ダンスでも、パーティダンスとして「ブルース」「ジルバ」「スクェアルンバ」「マンボ」はよく踊られている(いた)ようです。競技種目との区別のために“パーティダンス”なんていう言い方をしますが、そうした区別もあまり良いこととは思えませんが、そんな話はまた今度……。

パーティダンスのマンボは、サルサと違い、基本的にホールドしない(組み合わない)ダンスでした。セパレートダンスという区分けもあるようです。
そして番組中では、「(セパレートダンスであるため)初めて個人の自由な表現というものが確立されたダンスとして一世を風靡した」というようなことを語っていました。
なるほど、その後のディスコダンスなどでもセパレートダンスが主流となりますが、その最初はマンボからということのようです。

私は自分で踊るなら組んで踊るペアダンスこそ最高!と思っていますが、なるほどセパレートダンスには、さまざまなメリットがあります。
組まないで踊りますから、技術がなくても大丈夫。上手ければ上手いなりに、下手なら下手なりに、個人のペースで楽しめるというわけです。
もちろん社交ダンスやサルサでも「上手ければ上手いなりに、下手なら下手なりに」というのは本当は同じなのですが、相手にもろに自分のテクニックが伝わりますから、特にリーダー(男性)は、それなりの練習を要するというところが、組んで踊るペアダンスの敷居の高い部分かもしれません。

マンボの大流行は大したもので、昭和30年当時、全国にダンスホールが3000箇所もできたそうです。ちょっとうらやましいですね。
その当時の面影を今に残す、横浜のダンスホール「クリフサイド」が紹介されていましたが、その趣といい広さといい、実にイイ感じの空間でした。今も営業しているそうなので、なにかの機会に踊りに行きたいものです。

シルヴァーナ・マンガーノの映画「マンボ」というのも気になりましたので、調べてみました。
今はネットですぐになんでも調べられる上に、映像までも見られる可能性が高いですからスゴイですよね。映画「マンボ」もYouTubeですぐに見つかりました。

Silvana Mangano「MAMBO」(1954年アメリカ)
tv→YouTube(1)

tv→YouTune(2)

シルヴァーナ・マンガーノはイタリアのグラマー女優だそうです。映像を見ましたが、音楽は確かにマンボでしたが、ショーとしてのダンスのせいか、必ずしもセパレートダンスというわけではなかったです。

マンボについて知らないなりに書いてみましたが、今後も「サルサ」や「ワルツ」といったタイトルでも書いていくつもりです。


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