カテゴリー「[ルンバ/チャチャチャ/サンバ]」の記事

『三人の騎士』

映画中ペアダンス重要度:★☆

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1944年アメリカ
製作:ウォルト・ディズニー
監督:ノーマン・ファーガソン
72分

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『三人の騎士』はディズニー製作のアニメ映画。原題は『The Three Caballeros』。

ディズニープリンセスに興味が出てきて、版権切れの激安DVDを買う時に面白そうだったのでついでに購入。500円也。

それにしても1944年の作品である。オールカラー(総天然色と言った方がピッタリ)、そしてアニメと実写の融合を高いレベルで成し遂げた作品。日本は戦争でボロボロになりつつある時代に、こんな豊かで楽しい映画を作っているんだから「そりゃ戦争も負けるわ」とつくづく思う。

映画の内容は、ドナルドダックら3人(3羽?)が南米の各地を巡るオムニバス風の作品。ウォルト・ディズニーが旅した南米での経験をもとに制作されているらしい。

ペアダンスの魅力を映画を通して紹介する当ブログが見る、『三人の騎士』の見どころは、アニメキャラクターと実写の人物が見事にダンスを共演するところ。
CGなんてまるでないこの時代に、まったく凄い技術とセンスである。

特に私が楽しめたシーンは「サンバ」。
美しいブラジル娘と陽気な男たちが踊るサンバは、わかりやすく私が習っているサンバのベーシックステップや、特徴的なサンバウォークを見せてくれる。
ペアダンス要素は若干薄いが、それでも楽しいペアでのステップがたくさん出てくる。
サンバはどんどん盛り上がり、サンバパレードから、二人の男がダンスで対決するところまで、それはそれは見事なアニメ演出で見せてくれる。

tv[→Go YouTube (
Sanba)]

そうかー、サンバってこうやって踊ればいいのか、と気づかせてくれる作品。意外な作品で当たりに巡り会った気分だ。


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『ローマの休日』

映画中ペアダンス重要度:★★

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1950年アメリカ
出演:オードリー・ヘプバーン、グレゴリー・ペック
監督:ウィリアム・ワイラー
118分

tv予告編[YouTube]

永遠の名作『ローマの休日』。原題は『Roman Holiday』。
私も大好きな映画である。

映画評論家などは、オードリー・ヘプバーンで語るべき映画は他にもあるのに、『ローマの休日』のみが突出しすぎていることに(それも日本でのみ)苦言を呈するようなむきもあるようだが、名作は名作。日本での人気が特別高いと言うことなら、きっと日本人の心に響く何かをもっているのだろう。

ダンスシーンは2箇所。

一つは冒頭のローマでの歓迎舞踏会の場面。
ウィンナワルツを優雅に踊り始めるが、入れ替わり変わる男性は誰も退屈な人ばかり、というシーン。
最初こそきれいなワルツなのだが、その後はヘジテーションで揺れるだけ。ダンスを小道具に退屈なパーティを演出している。
ほんのわずかだが映るきれいなワルツは特にダンスに入るところがスムーズでいい。180度のターンをゆったりと繰り返す。アン王女の左手は常にスカートを持っている。
tv

もう一箇所のダンスシーンは、サンタンジェロ城そばの船上ダンスパーティ。
映るのは一瞬だが、会場では多くの人たちが(多分)スウィング(ジルバ)を踊っている。
その後、曲が変わってアン王女が踊るのはフォックストロット(ブルース)だ。ホールドが深く、ほとんどチークダンスのようだが。
また、その後にアン王女をこのパーティに誘った美容師と会って二人が踊るのがラテンぽい曲。多分サンバなんじゃないかと思う。ゆったりとベーシックステップを踏むだけで、時折アンダーアームターンする場面なども見ることができる。
今はサンバというと妙に張り切って踊る印象で、ダンスパーティなどでは、どちらかというと人気のないダンスだ。
だが、ここでは実にリラックスした感じで楽しく踊っている。私が理想とするのはこうしたダンスだ。
tv

『ローマの休日』のダンスシーンは、時間にしたら合計でも5分に満たないごく短いものだが、とても効果的に使われており印象深い。

叶うものなら私もローマでアン王女と船上ダンスパーティで一曲踊ってみたいものだ。


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『ダンサーの純情』

映画中ペアダンス重要度:★★★★

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2005年韓国
出演:ムン・グニョン、パク・コニョン
監督:パク・ヨンフン
111分

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tv予告編[YouTube]

いわゆる韓流モノにまるで興味も縁もなく、期待せずに見てみた1本。
アレ? これ、面白い……。

というわけで大変楽しめました『ダンサーの純情』。
ヒロインのムン・グニョンちゃんは昔のアイドル顔でかわいいし、ダンス特訓も頑張ったらしく、その上達ぶりがなんだかリアルでいいです。一途な田舎の娘は結構難しい役柄だったんじゃないかと思いますが、徐々に引き込まれました。
男性の方は、椎名桔平を10倍爽やかにした感じのパク・コニョン。スポーツ系のかっこよさで、性格はツンデレです(笑)。

*以下ネタバレありです。

韓流らしいのかどうかわかりませんが、ドラマはコメディチックなノリ(偽装結婚をした夫婦を演じるが役人に目を付けられて本当の夫婦のようになっていく…)から、波瀾万丈(イヤなライバルが現れてダンスパートナー強奪、さらには暴漢に襲われて再起不能の足の怪我!)、そしてロマンチックな結末へ(田舎から持ってきたホタルが孵って再会の小道具に)、といろいろ楽しめる作りになっています。

さてダンスシーンは? 踊られるのはラテンばかりで、ルンバ、チャチャチャ、サンバを見ることができます。
あまり極端なラテンノリもなく、素直にきれいと思えるダンスです(専門家ではないので詳しいことはわかりませんが)。ただし、主役の二人が踊るのはあくまで練習だけで、目指していた大会には一緒に出ることができないのです。
大会ではイヤなライバルと踊らなければならないのですが、練習の成果を発揮して、なかなか堂々と踊ります。衣装もキュートです。
特訓ではサンバでフィギュアスケートのような回転ジャンプをするのですが、まあこれは映像でごまかしました。もともとリアルな技ではないので、まあいいかと。

韓国の社交ダンス事情についてはまったく知りませんが、教室の様子、競技会の様子など、日本の社交ダンスと同じような状況なのかなと思いました。
前のエントリーで紹介した香港映画に比べると、ダンスもしっかり描けているし、愛情も感じました。韓国映画では他にも社交ダンスを扱ったものがあるそうなので、機会を見つけてぜひ見てみようと思います。

(未見)
『風の伝説 Dance with the Winds』
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2004年韓国
出演:パク・ソルミ、イ・ソンジェ
監督:パク・ジョンウ
129分

 

tv予告編[→Go YouTube]

「人生をダンスに捧げた運命のラブストーリー」だそうです。見なくては!

(未見)
『B型の彼氏 MY BOYFRIEND IS TYPE-B』

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2005年韓国
出演:イ・ドンゴン、ハン・ジヘ
監督:チェ・ソグォン
98分

 

tv予告編[→Go YouTube]

サルサのシーンが少しあるそうです。


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